看護部長ごあいさつ
看護部長 平野 麻見
令和4年度より看護部長に就任いたしました平野麻見です。
当院は、地域の2次救急医療機関として年間1,300例を超える救急搬送患者さまを受け入れ、桑名・いなべ地域の中核施設として存在しています。さらに、消化器内科及び外科の診療、整形外科領域の診療に多くの実績を有し、各種内科、外科特殊外来を常設し地域医療に貢献しています。
当院の病床は、急性期一般病棟、地域包括ケア病棟として稼働しています。地域包括ケア病棟は、主に急性期の治療終了後在宅復帰のため引き続き経過観察や治療が必要な患者さま、在宅や社会復帰に向けてのリハビリテーションが必要な患者さま、身体の状況変化に伴う自宅環境の調整等在宅復帰支援が必要な患者さま、自宅や施設で生活中に体調不良を認め集中治療の必要はないが入院治療が必要な患者さま、レスパイト(介護をする人の事情等で短期的に入院すること)が必要な患者さまを入院対象としています。少子高齢化社会に対応すべく、介護老人福祉施設いこいやなごみ、介護老人保健施設だいそう、居宅介護支援所いこいなどと一体となり、患者さまの入院治療から在宅治療、そして介護までを過不足なく提供していきます。平成29年6月に医療介護連携室、同年9月に地域包括ケア病棟を開設し、入院時から退院後の 生活を見据え、地域の保健・医療・福祉の方々と連携し、地域で暮らす患者さんの退院支援に取り組んでいます。
私は平成29年6月から医療介護連携室室長として、入退院支援部門医療介護連携室、地域包括ケア病棟の開設に携わってきました。
入退院支援部門に配属となり地域の保健・医療・福祉の方々との顔の見える関係づくりから始め、地域の保健・医療・福祉の方々と連携し、地域で暮らす患者さまの退院支援に取り組んできました。
また、地域包括ケア病棟の開設と同時に医療介護連携室がベッドコントロールの役割を担い、病床機能が違う2病棟のベッドコントロールと前方支援業務を行ってきました。
令和2年から新興感染症である新型コロナウイルス感染症が流行し、発熱外来、ワクチン接種、新型コロナウイルス陽性患者さまの入院受入れ等と通常医療の両立で混乱する時期もありましたが、患者さまのことを第一に考え思いやりの気持ちを忘れず看護職員、そして病院職員が一丸となり乗り越えてきました。
私たち看護部は「思いやりと温かさのある看護を提供します」を理念に掲げ看護職員一人ひとりが相手を思いやる気持ちを大切にし、温かさを持って患者さんと向き合っています。
患者さんとその家族を支え、地域の人々から選ばれる病院でありたいと思います。
看護部の理念
「思いやりと温かさのある看護を提供します」
看護部の基本方針
- 看護部理念に基づき安心・安全な看護サービスの提供
- 働いやすい職場環境の実現
教育制度
令和元年より看護部教員委員会を立ち上げ新人看護職員の育成に取り組んでいます。
新人看護職員教育プログラム
- 4月
- 入職時研修
(病院の組織・概要、看護部理念・方針、院内感染、医療安全、個人情報、接遇マナーなど)
臨床看護実践研修
(筋肉注射、静脈注射、点滴、採血、輸液ポンプの取り扱い、膀胱留置カテーテル挿入など) - 5月
- 疾患別院内勉強会の開催 院外研修への参加
- 7月
- 日勤独り立ち
- 9月
- 日祝日勤務開始 夜勤勤務開始
- 1月
- 院内他部署へのジョブシャドウイング
- 3月
- 新人臨床研修修了書授与
教育システム
看護技術のオンライン教育ツール ナーシング・スキルを導入
クリニカルラダー
目的 | 段階的に臨床実践能力の指標を示すことにより、看護職員一人一人が計画的に自主的成長への意欲と能力開発への動機づけができることを目的とする |
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- 1. 評価表を用いて評価することにより、自分のできること、できないことを明確にし、さらなる向上につなげる動機づけと教育サポートの基準とする
- 2. 専門職としての人材育成とキャリア開発の方向付けを行うことで、質の高い看護を提供できる看護師の育成を目指す
- 3. 目標管理と連動させ、定期面談で活用する
キャリアアップ
研修受講基準
- 実地指導者研修
- 3年目以上
- 実習指導者講習
- 5年目以上
- 研修責任者研修
- 10年目以上
- 医療安全管理者研修
- 10年目以上
- 看護必要度研修
- 10年目以上
- 看護管理者研修
- 次期管理者候補者、現任管理者
看護体制・勤務体制
看護提供体制
プライマリーナーシング
勤務体制
2交替制
日勤 8時30分~17時30分
夜勤 16時30分~9時
院内託児所
当院では、子育てを行っている職員が働き続けられるように青木記念病院託児所を併設しております。